足の水虫には次のような症状がみられます。
□趾間型
足指のあいだがしろくふやけ、
じゅくじゅくしたりかわがむけたりします。
□小水疱型
足のうらや足縁などに
小さな水ぶくれがみられます。
□角質増殖型
足の裏がかかとを中心にかさかさします。
上記の症状が混在している場合もあります。
かゆみがある場合とない場合があります。
【薬の塗り方・日常生活での注意点】
◇1日1回必ず塗るようにしましょう。
入浴後が効果的です。
かわむけや水ぶくれなどの自覚症状が
なくなってからも
3カ月は塗り続ける必要があります。
治療は根気よく継続して行いましょう。
◇薬は足全体にぬりましょう。
足指の間から爪まわり、指の背面、足の裏、
足の側面、かかとまで
まんべんなく塗りましょう
かわむけなどの症状がないところにも
菌はいます。
塗り終わったら石鹸で手を洗いましょう。
◇くすりかぶれに注意
水虫薬でかぶれをおこすことがあります。
薬を塗っていて赤みやかゆみ、みずぶくれなどの
症状がおこったらぬるのをやめて
すぐに受診してください。
水虫薬は中止してかぶれの治療をする必要があります。
◇足を洗うときは
石鹸をよく泡立てて洗います。
薬用石鹸は殺菌剤がひふを刺激して
かぶれることがあるのでさけましょう。
軽石やスポンジでこするとひふにこまかい傷がつき
水虫菌に感染しやすくなるのでこすらないようにします。
洗ったら指のあいだもタオルでふきます。
◇靴下や靴は同じものをはかない。
靴下は通気性の良いものをはきます。
また毎日同じ靴をはかないようにしましょう。
◇健康サンダルははかない
健康サンダルの突起がひふを刺激して
角化(かさかさ)させ水虫がなおりにくく
なったり突起のあいだに皮膚が落ち
再感染の原因になるので、
はかないようにしましょう。
◇家族にうつさないために気をつけること
スリッパやバスマット(足ふきマット)は
水虫菌が多くでやすいので
患者さん専用にします。
畳やじゅうたん、フローリングの床は
こまめに掃除して
生活環境中の菌をへらしましょう。