虫刺されの後のしつこいかゆみ

虫さされの部分をずっと掻いていると
ひふがこげ茶色のしみのような色になり、
硬くいぼのように盛り上がって痒みが続く場合があります。
このような状態を
結節性痒疹(けっせつせいようしん)といいます。


ブユの虫さされでは炎症が強く、かゆみが長引きやすいため、
結節性痒疹になりやすいです。
治療はステロイド外用剤やシール剤を使用します。
皮膚の厚みがあるため、
弱い薬を塗っても効き目がないので強めのお薬を使います。
塗り薬は皮膚の盛り上がりがとれるまで継続して塗る必要があります。
触ってみてゴツゴツという感じがとれるまでしっかり続けてください。
また、掻くことにより、
慢性的に皮膚を刺激することが治りにくくなる原因になりますので
痒みどめの飲み薬を服用するなどして掻くことを予防するようにします。
治りにくい場合はステロイドを患部に注射する治療をおこないます。
液体窒素をあてる治療や
ナローバンドUVB、エキシマライト等の紫外線療法が有効な場合があります。
その他の治療法として、
ビタミンD3軟膏や漢方薬での改善例も報告されています。
かゆみにお悩みの方はご相談ください。

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