頭シラミ症の治療にはスミスリンシャンプーや
パウダーを使いますが
シラミの虫には効きますが、シラミの卵には効きません。
孵化した虫を駆除していけば
卵を産む虫がいなくなり治るということになります。
2日おきに4回ほど使用すればほぼ駆虫できるのですが
その時点では毛に卵が残っていて
全然治りません~といわれることがあります。
残っていても卵の中に虫がいなくなっている
卵のカラである場合は問題有りません。
治療は終了でOKです。
元々卵は毛にセメント物質でくっついていて、
結構取れにくいようになっています。
肉眼的に卵は見える大きさなのですが
中身がある(虫がいる)卵は
半透明~少し縁が茶褐色に見える感じで
卵の殻だけの場合は濁った白で
割れていることが多いので少し小さめになっています。
以上が見分けるコツの1つですが、
なかなか肉眼的には判断できない場合も
あると思います。
顕微鏡で拡大してみればすぐにわかりますので
受診してチェックをうけて下さい。
卵だと思って取り除いてしまいましたという場合は
卵が付いた毛をビニールに入れて
持ってきてもらってもいいですし、
セロファンテープに封じて
持ってきていただいても検査できます。
残念ながら虫がいる卵が見つかった場合は
もう1クール治療継続ですが
見つけた卵はすきぐしを使うなどして
除去するようにもしてみてください。
除去した卵はどこにでも捨てないで
まとめてビニール袋に入れ
縛って捨てるなどしてくださいね。