冬にご相談の多くなる皮膚病というと、
乾燥肌に伴うトラブル、しもやけ、手荒れ、
かかとのかさかさ、やけど、低温やけどなどが
あげられますが、
そのほかに火だこというものがあります。
火ダコ(温熱性紅斑)はこたつやストーブ、ファンヒーター、
ホットカーペット等にて
皮膚を繰り返し強く暖めることにより生じます。
長時間あたった部位の皮膚が網目状に赤くなり、
それを繰り返すことにより褐色の色素沈着を生じてきます。
中年~高齢の方に多く、また女性の下腿部分に
多くみられます。
時に皮膚癌の発生素地になる場合があります。
暖房器具で長時間同じ部位を温めすぎないように
気をつけましょう。