とびひについて

こんにちは!スタッフ荒井です!(^^)
梅雨が明けて一気に暑くなりましたね。
最近では虫刺されで来院される患者さんが増えてきました。
今回は虫刺されから掻き壊して起こるとびひについて少しお話したいと思います。

とびひは正式名称を伝染性膿痂疹といいます。
ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌等の細菌感染で発症するため、
水ぶくれの中にあるじゅくじゅくを触ると他の部位や他人に感染する接触感染です。
まさに火事が飛び火していくようにみるみる広がるためにこの病名がつきました。

とびひポスター

 

今回はよく聞かれる質問についてお答えします。

Qプールへ行ったり水泳をしてもいいですか?
接触感染なので、完全に治るまでは禁止です。

Q入浴してもいいですか?石鹸をつかってもいいですか?
湯船に入るのは控えて、シャワーのみでお願いします。石鹸は使用してもOKです。

Q幼稚園や保育園、学校へは行っても大丈夫ですか?
伝染性膿痂疹は学校保健法という法律で学校感染症第三種の疾患となっています。
他の園児・児童にうつす可能性があるため、基本的には病変部をガーゼや包帯で覆って
露出していなければ登校・登園可能です。
ただし、病変部が多い時は休ませるほうがいい場合もあります。

Q日常生活でどのようなことに気をつければいいですか?
とびひは患部を触った手を介して体のあちこちにひろがることが
ありますので、触らないように注意し、ひっかかないように爪を
短くしておきましょう。

 

ひっかく

 

治療については抗生物質の飲み薬、塗り薬が基本的で
1週間~2週間ほどで治りますが、
途中で治療をやめてしまうと再発の恐れがありますので、
完全に治るまでは治療を続けてください。

うちの子とびひかも!?と思われたら早めの受診をおすすめします。

コメント

  1. みっちゃん より:

    こんにちは。
    20歳になる息子が頭にとびひを発症しました。
    季節的に汗をかき、なかなか治りません。
    もうすぐ2週間になります。
    夏場なので長引いてるのでしょうか?

  2. 梶澤 知恵子 より:

    みっちゃんさん こんにちは。
    長引いたり、治りが悪い場合は
    現在の状態がとびひの状態なのか、
    行っている治療が現在の状態にあっているのかなどを
    確認・検討する必要があると思われます。

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